卒業 三年前と同じ雨模様。 「日ごろの行い悪いから」 とか笑いながら迎えた卒業式の朝。 本当は今日全然寝れなかったんだ。 眠い目擦りながら 最期の登校。 通いなれた道 着なれた制服 あたたかい教室 はしゃぐ友達 写真とって いつもみたいに笑って たくさんたくさん今日を刻もう いつまでも忘れることないように 大好きな日々をこの心から手放さないように 時間はどんどん走っていって気づけば見慣れた体育館の中であたし達は主役になる。 最後の体育館 最後の校歌 実感なんてまだないけれど。 涙声のまじる式歌が終わる。 卒業式ももう終わり。 「うちのクラス泣いてる人居なくない?」 溢れそうになった涙をあくびでごまかして笑いながら たくさん笑って たくさん話して たくさん思い出を刻もう。 あたしここが大好きだった。 あたしみんなが大好きだった。 ここに居れて良かった。 卒業アルバムに別れの言葉を刻みながら いつもどうりの会話 いつもどうりの笑顔 最後なんて思いたくない 別れなんて思いたくない お願いだからこれからも一緒に居てね。大好きだから。 「ばいばい」ってこんなに悲しい言葉だっけ? 一人になった駅の階段。 前が見えない。 涙が止まらない。 はずかしいな。 これから電車乗るのに。 涙が止まらない。 走り抜けていった三年という日々。 振り返れば着慣れない制服着たあたしがまだそこに居るのに はやかったね。 楽しかったね。 いろいろあったよね。 これからも忘れないよ。 忘れないでね。 今日を。三年間を。みんなの笑顔を胸に刻んで おもいきり泣いたら いつもどーりの笑顔で 歩き出そうか。 みんなで一緒に。
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