夜伽悲話




悲しい悲しい夜伽のお話。

無垢なお姫様と無知な王子様のお話



窓の外の世界ばかり見ているお姫様に
王子様は贈り物をしました。

穢れた身体は貞操帯で 不埒な思考には杭打ちで 出きる限りの束縛を。 君は僕だけの愛玩具。 外の世界なんて見る必要が何処にあろうか? そんな事に意味はないよ。 その大きな目を刳り貫いて 僕のことしか見えない瞳を植え付けよう。 その赤い唇を剥ぎ取って 僕のためにしか啼かない唇を授けよう。 手足を切り落として 首輪に鎖で繋いで・・・ 薬で眠らせて 心臓を取り出して口付けを・・・ きみはいつになったら僕を見てくれるの?

庭先に視線走らせ 両手いっぱいの野薔薇 あなたにささげるつもりで見つめていたの あなたの笑顔が見たかったのよ。 あなたはいつになったらあたしのことわかってくれるの? 手足のなくなった冷たいあたし 血まみれのあたしの貞操帯を外し 夜な夜なあなたの愛玩具。 これであなたは満足ですか? ねぇ?王子様???

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